わたしつくるひと:食べるもん
2024-01-10T20:20:16+09:00
Kcouscous
今日作ったものの覚え書、作らない日のごたく。あるいは単なる生存報告、あるいは積ん読本の読み崩し記録。
Excite Blog
新年
http://homofaber.exblog.jp/30658420/
2024-01-10T14:13:00+09:00
2024-01-10T20:20:16+09:00
2024-01-10T14:13:31+09:00
Kcouscous
食べるもん
気力、体力著しく落ちているので、新年早々うなぎ食べました。して、戻ったのか??
*
2024年は元日の大災害で幕開きとなってしまい、何やら不穏な一年を予想させられるが、なんとか平和で穏やかな年になって欲しい。
テレビニュースで雪を集めてトイレに流している被災地の人を見て、ああ、2011年には私も同じことをしたなあと思い出した。あれは少しくらいの雪ではどうにもならないのである。よく災害に備えて風呂の水はいっぱいにしておくようにと防災関連の手引きに書いてあるが、実際には揺れに揺れて風呂桶の水がほとんど外に飛び出してしまっていて、あまり役に立たなかった。しばらくして近くの公園に給水車が来るようになり、物置にあった20リットル入りのポリタンクを持って何度か水をもらいに行ったが、あれは満タンにしてもらうと恐ろしいことになるのである。ペンより重いものを持ったことのない私は、家までの100メートルくらいの道を4回も休みながら息も絶え絶えに運び、もっと体を鍛えておかないと生き延びられないぞと切実に思ったものだった。
うちのあたりはガスの復旧がもっとも遅くてほぼ1か月かかったが、最後に使用再開のための点検に来てくれたのは大阪ガスの人だった。今日が仕事の最後と言い、「明日やっと家に帰れます」と笑っていて、本当にありがたかった。今回の被災地でもインフラの復旧と日常生活への復帰にはまだまだ時間がかかると思うが、みなさんどうか生き延びてください。
ベランダ干しの自家製干し柿入り柿なます。
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漢字文化圏
http://homofaber.exblog.jp/30497535/
2023-11-23T22:32:00+09:00
2023-11-25T11:40:26+09:00
2023-11-23T22:32:23+09:00
Kcouscous
食べるもん
天候や世の中がめまぐるしく変化する今年の秋。それに合わせるように当方もなんとなくバタバタと気ぜわしく過ごしていた。それでも食用菊(黄菊と紫色の「もってのほか」)が出ていたので、湯にちょっと酢をたらして茹でる。水にさらして絞ったものを小分けして冷凍しておくと、ほうれん草や小松菜などとポン酢であえて簡単におひたしができて便利だ。
子どものころはこういう独特な香りと苦味のあるものが嫌いだったが、いまは季節を味わうものとして、見つければ積極的に食卓に載せる。おとなになりました^^
話は脈絡なく飛ぶが、↑この台湾のテレビ局のニュース画面をちらりと目にして、漢字ってすごいなぁと改めて感心した。なんて読むのか知らないが、これって羽生結弦は結局「短命婚」に終わった、閃光のように突然だった結婚も3.5カ月で離婚となった、という意味なんじゃないだろうか。むかし、お互いの言語を知らない中国人の男子学生と、筆談で孫悟空だとか猪八戒だとかについて一時間も「しゃべって」笑ったことがあるが、漢字文化圏にいる人たちは表意文字の漢字で意思を通じ合えるのだ。これってすごいことじゃないだろうか。
文化革命以降(いや、もっと前の1950年代の「文字改革」後らしいが)へんやつくりを省略化した簡体字を使うようになった中国とかシンガポールでは無理かもしれないが、日本語と同じ繁体字を使っている台湾や香港では看板や注意書などの意味はだいたい察しがつくことが多い。バスやタクシーの前の席のカバーに「請繋安全帯」と書いてあれば、シートベルトを締めてくださいということだな、「小心階段」とあれば、階段に気をつけてということだなとわかる。「洗手間」はお手洗いの部屋、トイレだ。「銀行」や「警察」はそのままだし、「銭包」は賄賂のことではなく、もちろんサイフのことだろう(笑)。
韓国語を独習しようと思ったときも、「お願いします」という表現(부탁합니다.プッタカムニダ)がなかなか覚えられなかったが、お願いの「プッタク」は漢字で書くと「付託」なのだと教わったらすぐに覚えた。「ありがとう」の「カムサハムニダ」も、「カムサ」は漢字で書けば「感謝」だとわかれば覚えやすい。漢字恐るべし。
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暑さ寒さも彼岸まで!
http://homofaber.exblog.jp/30447353/
2023-09-23T23:50:00+09:00
2023-09-24T14:19:37+09:00
2023-09-24T00:41:35+09:00
Kcouscous
食べるもん
秋分の日が来て、さすがにぎらぎらの日差しが衰えたからなのかどうか、ホテイアオイに花が咲いていてびっくりした。こんな無愛想なホテイアオイが花をつけるとは思わなかった。この夏の暑さで哀れなメダカは釜揚げシラスのような茹でメダカになってしまったので、今後これはホテイアオイ鉢と呼ぼう。
そして八百屋の店先にはすだちが並び、待望のすだちそばをつくる。どこかの呑み屋で最後にこれが出てきたとき、よく出汁が効いてさっぱりすっきりしていて、こんなおいしいものがあったのか!と感動したものだった。再現度はまあまあ、70%くらいか。
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暑い……
http://homofaber.exblog.jp/30402829/
2023-07-30T12:37:00+09:00
2023-07-30T19:11:49+09:00
2023-07-30T12:37:15+09:00
Kcouscous
食べるもん
この夏は異常に暑い。ここ北国でさえ連日33℃、34℃で、今週は36℃、37℃という驚くべき予想も出ている。ぎらぎらした直射日光に曝されてものみな枯れるコンクリートのベランダで、うまくできるのは梅干しだけだ。
夏の定番そうめんのつゆに、梅干しとみょうがを刻んで入れると、どんなにぐったりしているときでもするする食べられるので、毎年1キロか2キロの梅干しはつくっている。サラダのドレッシングにも使えて便利。
この猛暑は北半球全体に及んでいるらしく、北アメリカも連日35℃〜、砂漠や平原地帯になると45℃〜50℃を超えているそうだ。今日の『ニューヨーク・タイムズ』デジタル版の料理欄は、見出しが「とにかく暑いから料理はしないで!」なので笑った。コンロに鍋をかけたりオーブンに火を入れたりすると死ぬから、冷蔵庫にあるシャリシャリした生で食べられる野菜をなんでもいいから皿に盛り、何か手近にあるタンパク質ーーチーズとかサラダチキンとか、もし6分だけコンロに火を点けるのを我慢できるなら半熟卵とかスクランブルエッグなどを載せて、好みのドレッシングをかけて食べるようにとあって、アボカドやニンニクを使ったいろいろなディップソースのレシピが書かれていた。
ここはそこまで悲壮な状況ではないので、今日のお昼は定番ゴーヤチャンプルーとそうめん。
できるだけちゃんと食べ、しっかり水分を摂って睡眠不足にならないように気をつけて、おたがいになんとかこの猛暑を乗り切りましょう。どなたさまも御身お大切に。
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畑仕事
http://homofaber.exblog.jp/30345420/
2023-06-13T10:33:00+09:00
2023-06-13T16:38:04+09:00
2023-06-13T10:33:26+09:00
Kcouscous
食べるもん
この4、5年、春先になると顔や手にぶつぶつができたり目がぶわーっと腫れて、皮膚科で「大人のアトピー」だと言われたりしたが、大人と言ったって大人過ぎるだろうと思って放っておいた。しかし今年はとりわけひどくていつまでたってもよくならない。赤くなった顔がめちゃめちゃ痒いのでつい掻くと、日焼けの後のように皮がボロボロ剥けて落ちてくる。
昨日いつもの薬をもらいに行った内科では、日光過敏症じゃないかと言われた。「庭仕事とか畑仕事とかしてませんか? ゴルフとかウォーキングとか」と言われるが、ゴルフなんてまるで縁がないからつい笑ってしまう。畑仕事と言えるのかどうか、狭いベランダで小さなプランターにリーフレタスやパセリやバジルを育てているくらいだから、まったく何が原因なのかわからない。
しかし小さなプランター菜園でも、夕方ちょっと摘んでくれば、これくらいのサラダはできてしまうから便利。
お正月に食べ忘れた百合の根を埋めておいたら、こんなきれいな花も咲いた。
本当に日光アレルギーなら、ますます引きこもりになってしまいそうだ。
まあ、それも悪くないかという気分。
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MIDORI
http://homofaber.exblog.jp/30330751/
2023-05-26T11:44:00+09:00
2023-05-26T23:37:19+09:00
2023-05-26T11:44:30+09:00
Kcouscous
食べるもん
地元のオーケストラが創立50周年を迎えて、その記念コンサートがこの日曜日にあった。ソリストは五嶋みどりで、曲目はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。いやぁ、素晴らしかった! 世界のMIDORIの演奏をナマで聴くのは初めてだったが、こんなに清冽な音だったのかと感動した。アンコールにバッハのパルティータを2曲も聴けて得した感じ。
五嶋みどりさんも今年がデビュー40周年だそうで、半生を綴った本が記念に入場者全員に配られた。私のチェロの先生情報によると、会場にやって来た時のシンプルなワンピースとカーディガン姿のままずっとさらっていたそうで、あれ、MIDORIさん、プレイベントはいいのかなと思っていると、そのままの格好ですたすた舞台に出て行って指揮者と15分間のプレトークをおこない、引っ込んで演奏用のドレスに着替えると、また本番が始まるまでずっと舞台裏で弾いていたという。そしてその演奏はリハーサルの時とも一回一回みな違っていたそうだ。世界中の大ホールで何千何万回と弾いてきただろうひとが、決して慣れてしまわず、一回一回真剣に取り組んでいるというのが本当にすごい。そういうことができるのが天才というものなんだろう。
今日つくった餃子も偶然、みどり色。
それは雪菜入りというこの皮を使ってみたからだが、とくに菜葉の味という感じはしなかった。まあ見た目のめずらしさがポイントなんだろう。皮自体はもちっとしていて、ふつうにおいしかった。(この「ふつうに……」という最近の流行り言葉、使ってみるとあんがい便利な用法なんだな^^)
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草餅
http://homofaber.exblog.jp/30301414/
2023-04-20T17:25:00+09:00
2023-04-20T17:25:46+09:00
2023-04-20T17:25:46+09:00
Kcouscous
食べるもん
周囲にふきのとうやわらびやヨモギがわさわさ生え、庭にアスパラガスやきゅうりが成るような場所に住んでいる友だちが今度はヨモギの柔らかい葉を摘んで送ってくれたので、飽きてしまったホームベーカリーを出してきて草餅を作ってみた。
いまはヨモギの処理方法から餅米と水の分量まで、初めて作る人でもネットを見れば何だってわかる。できあがってパン焼き機から取り出すときに熱々の餅が指にべたりと貼り付いて離れず、悶絶したことを除けばたいへん美味しくできました。
ヨモギの処理方法や材料の分量は作る人によっていろいろ違いがあり、ネットに出ている情報もさまざまで、いくつか眺めていちばん簡単そうなもの、自分の条件に合った方法を選べばいいわけだが、ふと、いま話題沸騰のchatGPTはどんな答えを出すんだろうと思って、「草餅の作り方を教えて」と聞いてみた。すると10秒足らずで次のような驚きの答えを出した。
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草餅の作り方をご紹介します。材料は、もち米、水、片栗粉、抹茶などが必要です。【材料】・もち米 200g・水 250ml・片栗粉 適量・抹茶 適量(お好みで)
【作り方】もち米をよく洗って、水に浸けて一晩置きます。
もち米をざるにあげ、水気をしっかりと切ります。
もち米をミキサーにかけ、粘りが出るまで約5分ほど撹拌します。水を少しずつ加えて、なめらかになるまで撹拌します。
ボウルに1を入れ、ラップをかけてレンジで約3分加熱します。
ふんわりとしたお餅になるまで、粘りが出るまで繰り返しレンジで加熱します。途中で手でこねたり、潰したりして、水分を均一になじませます。
水で濡らした包丁で、適当な大きさに切り分けます。
切り分けたお餅に、片栗粉をまぶして、手で丸めます。
抹茶を加えて、手で混ぜ合わせます。
再度手で丸めて、完成です。
草餅は、手間暇がかかりますが、美味しいお餅を手軽に作ることができます。抹茶を加えることで、美しい緑色の草餅ができあがります。お茶請けや和菓子として、ぜひお試しください。
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思わず「マジすか?!」と言ってしまうが、草餅を作るのにいったいどこの世界にもち米をミキサーで砕いて電子レンジで3分加熱し、「ふんわりとしたお餅になるまで」繰り返し加熱する人がいるだろう? だいたい、洗ったもち米をミキサーで5分攪拌すると粘りが出るものなのか? しかも最後の過程で抹茶を混ぜ合わせて「草餅」にする?
AIが、貯め込んだ膨大な情報を驚異的なスピードで取り出し、適宜組み合わせてもっともらしい文章を組み立てて瞬時に出すという能力はすごいと思うが、その内容は必ずしも正しいとは限らないということは、こんな卑近な例でもよくわかる。
だが(草餅の場合に限らず)知らなければその通りにやってしまう人もいるかもしれないし、内容を疑ってかかることをしない人なら、そのままレポートや論文に使用してしまうかもしれないし、それを基盤にいろいろな重要なプロジェクトや政策や新技術が開発されることもないとは限らない。そうなると、もう「マジすか」ではすまないんじゃないだろうか。
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ふきのとう
http://homofaber.exblog.jp/30276520/
2023-03-21T18:02:00+09:00
2023-03-21T18:02:18+09:00
2023-03-21T18:02:18+09:00
Kcouscous
食べるもん
「春だねぇ、家の周りにふきのとうがいっぱい出ているよ」と福井の友だちが言うので大いに羨ましがったら、翌日ボール箱いっぱいのふきのとうが送られてきた。今日はふだんは見ない野球の試合などを見ながら、せっせとふき味噌づくりに励む。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では日本チームが、高校野球では仙台育英が、どちらもサヨナラで勝って気分が盛り上がった。プロ野球はぜんぜん興味がないのでわからないが、こういう特別な試合は凝縮されたドラマを見るような気がして、つい見入ってしまう。
WBCのゲームは華やかでテンポが速く、めちゃくちゃ非凡な才能を持つ若い選手がわさわさ出て嘘みたいに実力を発揮し、まるで今をときめく反田恭平や角野隼人や亀井星矢やらがチームでショパンコンクールに出て戦っているみたいにすごかった。例えが変ですけど(^^;)
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寒さ到来
http://homofaber.exblog.jp/30167401/
2022-11-09T10:44:00+09:00
2022-11-09T10:44:36+09:00
2022-11-09T10:44:36+09:00
Kcouscous
食べるもん
急に気温が下がって、夜、足元が寒いことに気づいた。鈍い。くしゃみが立て続けに出る。
思い出して、前に買ったものの作っていなかった室内履きのキットを探し出す。周囲に縫い付けるための穴がぽつぽつ開いたゴム底と作り方がセットされていて、好きな毛糸で編み上げるようになっている。さっさと編んで早く仕上げないと、足が寒い。
*今日の一品
黄菊と水菜のおひたし。かぼす汁を絞ってかける。
清貧な食卓(笑)
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今日はつくるひと
http://homofaber.exblog.jp/30127276/
2022-09-24T20:26:00+09:00
2022-09-25T00:49:45+09:00
2022-09-24T20:26:50+09:00
Kcouscous
食べるもん
食糧棚を整理すると賞味期限間近い上新粉が出てきたので、nabetsumaさんの真似をして団子を作ってみた。十五夜の月は見逃してしまったが、秋のお彼岸には間に合ったので、仏さんにお供えする。
毎度のことながら初めて作ってみると、ふーん、団子って簡単に作れるものなんだと感心する。いくつになっても知ることがたくさんあるというのはうれしいものです(^^)。
みたらしあんも初めて作った。ふーん、これって、水と醤油と砂糖と片栗粉だけでできてるものなのか。。
ほかにあんこもきな粉もないから枝豆の残りでずんだあんを作る。すり鉢が戸棚のずっと奥のほうにあって取り出すのがめんどうだったので、手近にあった簡易フードプロセッサーで潰すと、当然ながら店でずんだ餅を食べたときに、うむ、ここはフードプロセッサーを使ってるなと思うのと同じ仕上がりになった。手間を惜しめば、それなりのものしかできない。
*
先週土曜日はコンサートに誘われて山形市まで遠征した。音楽を聴くまえにまずは腹ごしらえ。山形はたいていどこで食べてもそばはおいしいが、友だちお勧めの蕎麦屋で、桜海老の素揚げと大根おろしを載せた「自慢の絶品そば」というのを食べた。確かに自慢するだけのことはあった。
帰ってきて閉店10分前のデパ地下に飛び込むと、偶然、富山湾産白エビが半額になっていたので、桜海老ではないけれども素揚げしてさっそく再現を試みた。食べることにはまめなカンジ。
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夏の景色あれこれ
http://homofaber.exblog.jp/30039605/
2022-07-31T12:02:00+09:00
2022-07-31T19:16:25+09:00
2022-07-31T12:02:01+09:00
Kcouscous
食べるもん
一度は食べずには夏を終われない宇治金時かき氷。かんかん照りの暑い日に食べることができたので安心した。もういつ夏が終わってもいいよ。
散らかった部屋が暑苦しいので少し片付け、山のようにある糸や布や紙の材料から夏らしい素材を見つけて適当にカゴを編み始める。
この素材は「和紙」となっているが、説明を読むと「マニラ麻を原料として和紙に漉き上げ、細幅のテープ状にカットして、甘撚りにしています」と書かれている。最近サマーセーターなどのタグに「素材・和紙」と記されているものがあるが、着て歩いてにわか雨にあったら破れないんだろうかと不思議だった。そういうことなら大丈夫なのだろう。
*今日の一冊
『暮しの手帖』19号(summer 2022/暮しの手帖社)
最初のページにあるこの写真、いいなぁと思う。真夏の太陽がじりじりと照りつける畑のきゅうりやなすやトマトやとうもろこしの匂いや、子どものじっとり汗で湿った腕の感触が漂ってくるようだ。撮影者は栃波周平。石垣島の岩や植物を背景にヨーガンレールのカタログの写真を撮っている人だ。夏の空気感をとらえるのがうまい人のようだ。
12ページ目から『細川亜衣さんの塩麹研究室』という特集があり、米麹を使って自家製の調味料をつくるというのが簡単で面白そうだったので、やってみる。
米麹って生協でもふつうに売ってるものなんだな。なまの米麹300グラム入りだったので、塩麹と酢麹と醤油麹を仕込む。このくらいの量だったら扱いやすいし、失敗しても被害が小さい。夏だと5日くらいでできるそうだ。
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メスティン
http://homofaber.exblog.jp/29926779/
2022-04-23T21:50:00+09:00
2022-04-24T10:15:06+09:00
2022-04-23T21:50:46+09:00
Kcouscous
食べるもん
先日コーヒー豆を買いに行ったら、米一合さえあれば簡単にパエリアができるという「メスティン・セット」なるものが並んでいたので、試しに買ってみた。ふむ、これはむかし「飯盒」と言っていたものだな(古い…)。パエリアの素のような粉末が付いていて、米一合を洗って水とそれを混ぜ入れ、冷凍庫にあった甘エビや鯛の切り身などを入れて指示通りに炊いてみた。蓋をして中火で5分、沸騰したら弱火にして10分、火を止めて10分蒸らし、茹でたアスパラなどを散らすと、けっこういっちょまえのパエリアができた。これ、災害時にも役立つかも。
飯盒といえば、学生時代に生協主催のキャンプに参加して、そのとき初めて飯盒でご飯を炊いた。いまの何もかもそろっているオートキャンプ場などと違って、夏のスキー場の上のだだっ広い台地にテントを張り、支給された薪と拾い集めた小枝などで火を起こすのがまず大変で、夜は寒いし、背中にはゴロゴロ石が当たって痛くて寝られないし、キャンプというよりは野宿と言ったほうがいいつらさであった。そうやって苦労して火を起こしてごはんを作って少ない水で食器や鍋を洗って片付けたと思うと、すぐにお昼ごはんの時間になってそれをまた一から繰り返し、やっとお昼を食べ終わったと思うと、またすぐに夕ごはんになった。人は食べるために生きているのかとうんざりした。
一つの班は男子4人女子4人で構成されていて、ウーマンリブ運動はすでに始まっていたし、若い学生の間にそれほど男女差別的考えもなかったようなのに、薪運びや水汲みなどの力仕事は自然に男子がやり、料理は自然に女子が引き受けるという旧態依然とした役割分担が山の上でもくり広げられていた。それでも、汗みずくで野菜を切ったり不安定な鍋をかき回したりしているそばで、ひまな男子が野球などをして遊んでいるのを見ると、いまで言う「意識ある系」ではなかった私たちもなにか釈然としないものを感じた。おまけにやっと炊き上がった飯盒を火からおろそうとしてひっくり返してしまうバカもいていよいようんざりし、三日目の朝ごはんが終わると私たちはストライキに入ることに決めて、無断で散歩に出た。
二時間くらいぶらぶら山歩きを楽しんで戻ってみると、男子が煙にむせながら鍋をかき回してカレーか何かを作っていた。私たちを見るとみなニコニコして「おかえりー」と言い、そのあと誰も、何ひとつ文句を言わなかったのにはちょっと感心した。。。というようなことを、いまふう飯盒でごはんを炊きながら思い出した。みんな、いまごろどうしているんだろうな。
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今日の桜
http://homofaber.exblog.jp/29916383/
2022-04-12T23:24:00+09:00
2022-04-12T23:24:27+09:00
2022-04-12T23:24:27+09:00
Kcouscous
食べるもん
先週の木曜日、久しぶりに産直野菜の店に行ってみると、売られていたふきのとうはまだしっかり丸まっていた。
あれこれ買い込んできて常備菜をつくる。
ふき味噌にほうれん草の胡麻和え、あさつきの酢味噌和え、もやしのナムルなど。
いまの時期はいろいろな野菜の菜の花が出ているのがうれしい。辛子和えにしたり、菜の花とベーコンのパスタにしたり、
飾ったり、など。
5日前にはまだふきのとうが開いていなかったのに、今日はこの桜のにぎわいだ。
ぼやぼやしてはいられない。
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ニノミヤキンジロウ
http://homofaber.exblog.jp/29835293/
2022-02-09T19:19:00+09:00
2022-02-09T21:20:13+09:00
2022-02-09T19:19:11+09:00
Kcouscous
食べるもん
うちの近所にある二宮金次郎像。
近ごろこの像を見るのはめずらしい。全国の小中学校の校庭からこの像が消えたのはいつ頃だったろうか。確か、本を読みながら道を歩くのは非常に危険なので教育上よろしくないということでしだいに置かれなくなったのではなかったろうか。
いまどきめずらしいこの像があるのは、小さな日本語学校だ。以前はこの像の周囲にぎっしり自転車が並んでいて、インドやネパールからとおぼしき青年たちがおおぜいたむろしていた。もう留学生が来日できなくなって休校になったのか、学校自体が閉鎖されたのか、人影もなく荒れ果てた感じになっている。みんな人生設計がくるって大変なことだなあと、通るたびに思う。
しかしよく見るとこの二宮金次郎はずいぶん日本人離れした顔をしている。ガンダーラのブッダが薪を背負って本を開いている感じだ。どこで作られているんだろうか。雪をかぶり泥にまみれて、ひとりぼっちでかわいそうなキンジローだ。
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前にもらった完全無農薬レモンの残りがいよいよ萎びてきたので、レモンピールをつくる。苦味があったほうがいいので、茹でこぼしは3回にとどめた。パウンドケーキなどの材料になる……はず。
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リモンチェッロ
http://homofaber.exblog.jp/29804581/
2022-01-09T12:23:00+09:00
2022-01-09T13:10:58+09:00
2022-01-09T12:23:31+09:00
Kcouscous
食べるもん
新年も明けたと思ったら、もう9日(というようなことを毎年言っている気がする)。
無農薬のレモンをもらったので、ジンと氷砂糖少しでレモンリキュールを仕込む。夏がきたら氷やソーダで割って飲むとおいしいと思う。
今日1月9日は確かシモーヌ・ボーヴォワールとスコット・ウォーカーの誕生日だった。もう昨日食べたものも忘れるのに、若い頃に頭に入ったこういうことはなぜか覚えている。
*今日の一冊
『吾輩ハ猫デアル』夏目漱石(大倉書店/明治44年)
だいぶ前に古本屋で買った。コンサイス英和辞典くらいの大きさで、革に似せたクロス装、金箔の型押し、天金が施されている。ぼろぼろだが大事にされていたらしく、バラけたりカビたりはしていない。
これは大正11年発行の第86版。大ベストセラーだ。
誰かの蔵書印が押してある。
この本をバラして「抜き綴じ」という方法が使われていることを知った製本家が、オンラインでその方法の講習会(有料)をするというので申し込んだ。
やりかたがわかったら、バラしてきれいに綴じ直して遊んでみるつもり。
うまく修復できたらアップします。
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