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2006年 03月 12日
このところの蔵書票ブームを見て、大学図書館にいる友達が古い蔵書票をコピーして持ってきてくれた。面白い! コピーを写真に撮っているからはっきり見えないが、蔵書票が実際にどんなふうに貼ってあるかはわかると思う。左上は聖書で、発行年はなんと1487年。蔵書票が4枚も貼ってあって、そこから本の持ち主が変わってきたことがわかるんだそうだ。 紋章のデザインが多いが、なぜか船の絵柄も多いという。 こんなのはざらで、貴重書の部屋にはもう数え切れないほどエクスリブリスがあるそうだ。こういうものに日常的に触れられる仕事というのもすごい。
by Kcouscous
| 2006-03-12 14:08
| 製本/本
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Comments(13)
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田中栞
at 2006-03-12 20:33
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その図書館員さんはKcouscousさんのお近くの方でしょうから、これは東北大学附属図書館のコレクションかしら? ドイツ系の特殊文庫がたくさんありますからね。
蔵書票は初期の頃、紋章の図柄でした。紋章って一人一人違うので、個人を表すのにとても都合が良かったのだそうです(樋田直人さんの著書に、詳しく書いてあります)。 こういう蔵書票や書入れがある状態を見ると、何人もの人が所蔵していたという事実も、その書物の価値の一部分だということがよくわかりますね。モノクロ画像でも、その風格は充分に伝わってきます。
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gero78gero at 2006-03-12 23:35
あれ?ロゴ画像を替えましたね。
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Kcouscous at 2006-03-14 00:22
>栞さん、こんばんは。
東北大学の図書館ではありません。こんな貴重なものを勝手にコピーしていいのかどうかわからないので学校名は言いませんが、そのすぐ近所の大学です(^^;)。ここも歴史の古い学校なので、英語圏やキリスト教関係の古い貴重書がたくさんあるようです。 あ、そのコピーの写真をこんなところに載せていいのかどうかもわからないので、見たらすぐに忘れてくださいね〜。 >gero さん、 気がつきました? ようやくF孔が開いたので。 この窓は実況中継画像になっております。
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製本探索
at 2006-03-14 08:03
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1487年の本ですか。活版印刷が始まったのが1440年代後半ですからまさにインキュナブラ(揺籃期)の本ですね。身近にあるというだけで驚いてしまうのに、触れることが出来るなんてはうらやましい~。蔵書票への興味も吹っ飛んでしまいそうです。
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Kcouscous at 2006-03-15 17:25
インキュナブラの本は十数冊あるそうです。そういうものを日常的に手にとって見られるというのは、すごいことですよね。その友人は、そうか、私って幸せなのか……と腑に落ちないようすをしていました(^^;)
紋章や船の絵が多いのはたぶん今で言うとスポンサーだからなのではないでしょうか?今でもヨーロッパの本は高いですが、その分本の装丁職人が現在も活躍していますよね。
印刷が始まった時期や何かを考えると、そう言った紋章は本当に大金持ちの特権でもあったように思います。
蔵書票制作記とでもいうべきブログ「蔵書票楽会」を本日立ち上げてしまいました。
http://blogs.yahoo.co.jp/higetotyonmage 毎日のように制作している作品を紹介しながら、制作の現場から制作にまつわる話や、テーマに関するエッセイなども書いています。ぜひアクセスしてみてください。 S会員(制作者)も募集しています。今のところ、私を含めて田中栞さん、中村恵一さんの総勢3名です。Kcouscousさんもあの黒猫蔵書票を送って会員になってください。
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Kcouscous at 2006-03-17 23:46
>mineさん
そうですね。本を読んだり所有したりできるのは○○家の○○伯爵というような特権階級だったでしょうから、その家の紋章なんでしょう。壁一面にりっぱな革表紙の本が並んだ薄暗い広大な書斎のイメージ。 大航海時代なんていうのもあったから、船が人気だったか、あるいは実際に船も所有していたかもしれませんよね。 >蔵書票楽会会長さま 今日の「丸腰で」はおおらかでモダンでいいですね。私はとても好きです。 たった一枚作っただけで「制作者」たぁ、おこがましいやい、と思うので、もう何枚か作ってみてから会員に加えていただきます。
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製本探索
at 2006-04-05 09:19
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『丸腰で」をはじめ3月に制作した蔵書票をまとめてお送りさせていただきます。今まで制作した消しゴム版画蔵書票20点ほどをスキャン二イングして経本折の豆本つくりに初挑戦しています。銀座・ポーラミュージアムで田中淑恵さんの豆本をみて感化されました。こういっては失礼かもしれませんが、ゲテ豆本です。
Kcouscousさんはあまりお好きではなかったようですが、田中さんのデコラティブな表紙はおしゃれで可愛い。繊細でセンスがあふれています。
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Kcouscous at 2006-04-05 10:22
ありがとうございます。楽しみです!
モロッコ革に金箔押しの豪華本に仕立てますから(うそ)、どんどん送ってください。 田中淑恵さんの作品は『自分で作る小さな本』という御著書も持っているくらいですから、決して嫌いではありません。一度ぜひ間近で実物を見たいものだと思います。 大貫さんの豆本も出来上がったらアップして見せてくださいね〜。
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oh-shinju at 2006-04-07 13:50
はじめて制作した豆本を「蔵書票楽会」にアップしましたのでご覧下さい。http://blogs.yahoo.co.jp/higetotyonmage/
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oh-shinju
at 2006-04-12 09:23
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Kcouscoussさんのブログを見て写真が大きくたくさん掲載されているのを見て、わたしもexblogに引越をしてしまいました。
今、樋田直人『蔵書票の魅力』(丸善ライブラリー、平成4年、660円)を読んでいますが、 Kcouscousさんがアップしてくれた家紋などの蔵書票は、かなり初期のもので歴史的にも重要なもののようですね。きれいな写真で見たいものですね。(暗に催促をしています)
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Kcouscous at 2006-04-12 22:05
これでもまだ無料での制限容量の5分の1程度なので、exblogはけっこう使えそうですね。
私もその本は興味深く読みました。この古い蔵書票をコピーしてくれた友達には、直接デジカメで撮って送ってよ、と私も暗に催促しているのですが(直接にか…^^;)、どうも機械類は苦手なんだそうです。 Y子さん、何とか頑張ってよろしくね〜。
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