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2006年 02月 12日
あら、これも改造無印本かしらん?と思うほど(んなわけないか…)そっくりの姿かたちの、大貫伸樹著『製本探索』(印刷学会出版部)という本。詩集でもエッセイでもないのに、厚めのりっぱな本文用紙に文庫本の大きさの上製本というのがめずらしい。日本に洋装本が入ってきてからの120年ほどの歴史が簡潔にまとめられている。書籍は糸かがり、雑誌は針金綴じが主流だったのが、昭和45年ごろからどんどん無線綴じに変わってきたようすがわかって面白い。 装丁もしゃれているが、これで1800円はちとお高い。150円の無印ノートでさえ栞ひもがついているのに(まあ中味がちがいますが^^;)、読みかけの場所でぜったい開いたままにはなっていないから栞ひもがないと不便。紙が厚くて判型が小さいだけにとても開きにくく、表紙は開くたびにぎしぎし音がする。製本の本なんだから糸かがりにしてほしかったと思うが、それは時代に逆行しているのかも。 しかしこれを見ると、パソコンを使って本文さえ入力・印刷すれば、この程度の本は簡単に自作できることがわかる。
by Kcouscous
| 2006-02-12 11:58
| 製本/本
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Comments(31)
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J.N.J
at 2006-02-12 17:40
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ふ~ん、そうなんだ。簡単にできるんだ!
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Kcouscous at 2006-02-12 20:52
うん、簡単です。本にする「中味」さえあればね(^^;)。
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製本探索
at 2006-02-15 00:05
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「1800円はちとお高い」が、著者オリジナル消しゴム版画のエクスリブリスをつけて限定88部を2300円で売り出してしまいました。今日から東京堂書店、書肆アクセスで発売中です。前著「装丁探索」は、執筆、組み版レイアウト、撮影、オブジェ作成、装丁と、たった一人でやってしまいました。これをDTP(デスクトップ・パブリッシング)といいます。簡単です。
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田中栞
at 2006-02-15 01:47
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こらこらこら、大貫先生! ヒトのブログで商売しちゃダメでしょ。定価で買って下さったんだから、Kcouscousさんには蔵書票を1枚プレゼントなさい!
……印刷学会出版部のこのシリーズについては、東京製本倶楽部のサイトにほぼ全点紹介文を書いていますが、上製本のくせに文庫無線綴じという、造本構造は最悪のつくりです。 上製無線にするくらいなら、並製糸かがりのほうがいいんですが、それだと見栄えがしなくて、このお値段では一般読者はまず手に取らないでしょう。 もっとも、私の本を出してくれた平凡社の出版物にも、丸背上製貼函入本(定価8400円)で無線綴じというのがありますから、無線は現代製本の基本になってしまったのだとも言えます。今や出版社は、自らが世に出した本が壊れた時のことまで、考える余裕がなくなっているようですね。
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Kcouscous at 2006-02-15 02:12
あちゃ。すみません。インターネットとはげに素晴らしくも恐ろしきもの。著者の方からコメントをいただいてしまいました(^^;)。
著者オリジナル手刷りの書票がついて2300円なら、ぜ〜んぜんお高くありません! みなさん急いで、どんどん買ってくださいね〜。 それから『装丁探索』も中味が濃く、情報満載でとても面白いので、2400円もちっともお高くありませんでした! もちろん「簡単」というのは言い過ぎですが、DTPによって一人でぜんぶやれてしまうというのは、この上ない愉悦じゃないでしょうか。 へらず口をたたいた以上、私もやってみようと思います。「おう、やってもらおうじゃんか」という声が聞こえてきそう(^^;)
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製本探索
at 2006-02-15 12:39
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消しゴム版画蔵書票には、3種類ありますが、Kcouscousさんには3点セットでお送りさせていただきます……アッでも宛先が分らないんですが……。よろしければここまで住所をお知らせください。md9s-oonk@asahi-net.or.jp
消しゴム版画の画像は「大貫伸樹の書物楽会」1月30日で見ることが出来ます。
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Kcouscous at 2006-02-15 15:32
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上田
at 2006-02-15 19:25
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簡単で最悪な本を作っている印刷学会出版部の上田です。大貫さんから「版元さんからも一言コメントを」との命を受け馳せ参じました。稟議が通れば再版時に糸縢り(せめてホローバック)を検討してみます。あと,お恥ずかしい話ですが,2ヵ所「蕃書」が「藩書」に,4ヵ所「窄き門」が「搾き門」に等々,私の校正漏れが数ヵ所ございました。これらも再版時に訂正いたしますので,平にご容赦ください。
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田中栞
at 2006-02-16 00:07
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上田さんまで引っ張り出されましたか(笑)。「再版」がネックですね。「稟議」の前に、再版を実現させることが肝要なのではないでしょうか。「著者営業」でどこまでいけるものなのか、興味深く見守っております。
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J.N.J
at 2006-02-16 07:34
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なんか、私には意味不明なんですが~。すごいですね。ブログの中で会議が行われているようです。ここから、世の中を巻き込んでいくような・・・まるで「電車男」の世界です。あっ!決してからかっているのではありません!ただ私が無知蒙昧なだけで・・・Kcouscousさんのコメントを最初「インターネット」と「はげ」に と読んでしまう程度の私なんです。でも皆さんの今後のご健闘をお祈りいたします!!
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Kcouscous at 2006-02-16 18:02
インターネットって、もちろん巨大なマスメディアですが、オリンピックといえばみなオリンピック、ライブドアといえばみなライブドアとなだれていくテレビ・新聞とちがって個人的な−−個人の顔が見え、個人と個人がどんどんつながっていける、すごいメディアだなあとつくづく思います。
ショーバイでも宣伝でも事務連絡でも、みなさんご遠慮なくどんどんこの場を使ってくださいね〜。私はとても刺激を受けて楽しませていただいています。 ともあれ、この本が再版されて開きやすい本になったら本当にめでたい!編集者さんまでコメントありがとうございました。
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nanakikae at 2006-02-16 21:38
こんにちは、nanakikaeです。
いつも拝見させていただいていますが、コメントするのは初めてなのだと気づいて愕然としました(汗)遅ればせながら、ですが、いつも楽しませていただいています。 「製本探索」、とても面白そうですね…!表紙のオブジェでしょうか、とても気になります。ああ、もう私が東京に住んでいたら手に取って限定版を買えたのに、と限定版に弱い心を擽られつつ、書店で探してみようと思います。 (でも、製本関係の本って中身もぎゅっと詰まっていて素敵な分、ちょっとお高いような気がします…(笑))(小声) 下のノート、とても素敵ですね。 Kcouscousさんの使われる布がいつも素敵で、楽しみにしています。継ぎ表紙だと柄がまた一味違った映え方をするのだなあと。 今度は継ぎ表紙に挑戦しなくては(笑)と思っていたりします。 それでは、長々と失礼しました。
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Kcouscous at 2006-02-16 23:44
>nanakikaeさん、いつも楽しいお役立ち情報ありがとう。
『製本探索』の限定版は「大貫伸樹の書物楽会」(http://syomotsugakkai.g.hatena.ne.jp/shinju-oonuki/)で買えます。でも高校生にはやっぱりちとお高いかな。ひょっとしたら学割があるかも…(^^;) 表紙のオブジェ、いいですよね。『装丁探索』のほうの表紙のオブジェは、『我が輩は猫である』の渋い猫で、これがまた面白いのです。 nanakikaeさんの継ぎ表紙、できたらまた見せてくださいね。楽しみにしています!
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田中栞
at 2006-02-17 00:01
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業界人の会議状態にさせてしまって、申し訳ありません。お詫びします。
やはり、本来の話題に戻しまして……。Kcouscousさまには、『製本探索』の中身にKcouscousオリジナル版の表紙を付けていただき(やはり継ぎ表紙でしょう)、Kcouscous版特装本を作ってみてもらいたいです。大貫さんに言えば、中身をもらえるのではないかと。
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Kcouscous at 2006-02-17 00:23
>栞さん、こんばんは。申し訳ないことなど、ぜ〜んぜんありません。とても面白かったので、お気になさらずに。見てくださってるごく少数の方々もとても面白かったと思います。
後半の話題に関しては、滅相もない! ! 私など製本をかじり始めてまだ半年もたっていないのに、装丁の専門家の御本に表紙を付けるだなんて、そんな畏れ多いこと……わな、わな、わな。 これはやっぱり、どんなに稚拙でも自分の中味に自分で表紙を付けてみなければ。「簡単」なDTPに挑戦してみようじゃないですか。
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J.N.J
at 2006-02-17 09:37
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>栞様。私も大変興味深く、楽しませてもらっています。
>皆様。どんどん 挑戦していってくださいませ。エールを送ります!
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gero78gero
at 2006-02-17 12:46
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Kcouscousさんの作った「えくすりぶりす」も とっても素敵なんですよ~~
是非なにからなにまで自作の本を作っていただきませう。
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製本探索
at 2006-02-17 13:06
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Kcouscousさん、よそのブログで申し訳ありません。nanakikaeさん、初めまして。高校生割引OKです。著者割引で版元から購入した価格で、わたし用に保存しておいた蔵書票付き限定本第4番をお譲りします。Kcouscousさんに送ったのと同じ、蔵書票3点セットも付けます。こんなこと公に発表してしまっていいのかな? 書店さんからクレームが来そうです。「価格破壊だぞ!」な〜んて。版元さんごめんなさい。
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製本探索
at 2006-02-17 13:14
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このブログを読んでいると、何だか嬉しくて、モニターがぼやけて見えてきてしまいます。楽しい話がどんどん増殖して。Kcouscousさんのお人柄なのでしょうか。こんな感動、日常ではなかなかありません。Kcouscousさんありがとう。
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Kcouscous at 2006-02-18 01:32
みなさん、ほめすぎ、優しすぎ〜(^^;)。
今日、うわさの蔵書票3点セットが届きました。 「消しゴム版画」というので小さな印面を想像していましたが、ハガキ大のりっぱな作品なのです。こんなデカい消しゴムがあるのか?!と驚きました。 どれもとても素敵で、ためつすがめつ、額装しようかどうしようかと楽しく思い悩みましたが、蔵書票集として製本することに決めました。 大貫さん、本当にご親切にありがとうございました!
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田中栞
at 2006-02-18 04:19
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こんばんは。Kcouscousさん、蔵書票も作っていらっしゃるんですか!
これはぜひ画像をアップして下さいませ。製本にはまっている人が、蔵書票制作にも入り込むというのは、自然な流れのようですね。それにしても、大貫蔵書票集というのは、これまで蔵書票を何点か作っている大貫さん本人さえ気がつかなかった発想で、すばらしいです。 私は少し前から、娘と2人で大貫銅版画教室に通って、エッチングの蔵書票制作に励んでいます。ペン画の感覚で版を作っていけるので、熱中します。
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製本探索
at 2006-02-18 16:56
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まだ、始めたばかりで「葛藤」は処女作です。喜んでいただけると励みになります。新しい作品ができましたらまた送らせて頂きます。
栞さん親子は朝9時に始まる銅版画教室に、電車やバスを乗り継いで2時間もかけて通っています。いい作品だできていますので、発表してくれる事を楽しみにしてください。 多くの人の蔵書票を集めて、Kcouscousさんの作品ももちるん入れて、蔵書票集ができたら素敵ですね。いつの日かこのブログで、みる事ができますよね。Kcouscousさん。楽しみにいたしております。」
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とっしゅ
at 2006-02-19 22:45
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わ〜い、面白い〜〜。
コメントが22もあったので、なんか荒らしでも来たのかと思いましたが、こういう荒らしは歓迎〜^^v。 私はDTP屋さんでもあります。簡単ですって言うには躊躇しますけどね。ちゃんとしたソフトを使って作るのならまぁ簡単にできる場合もあります。まさかWordなんか使いませんよね。
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Kcouscous at 2006-02-20 00:42
はいはい、すみません。「簡単」というのは明らかに言い過ぎで、だんだん腰が引けてきておりますが、ま、勉強してそのうち…。
栞さんと大貫さんは、そういうつながりがあったんですか〜。銅版画教室で蔵書票製作なんていいですねぇ。おふたりの新作を拝見できるのを楽しみにしていますよ。 おふたりとも実にのせ上手で、なんだかあれよあれよというまに宿題をたくさんもらってしまった感じですが、私ものりやすいタチなので(^^;)、徐々にいろいろやってみようと思います。気長にお待ちくださいませ。
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製本探索
at 2006-02-22 09:03
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DTPにはインデザインをつかっています。 Kcouscousさんへ、消しゴム版画をおすすめします。消しゴム版画用のはがきサイズの消しゴム「はんけしくん」が画材店で売っています。
彫刻刀の代わりに鉛筆よりやや細い、柄が丸いカッターを使っています。 刃は、刃先が30度のシャープなのを使います。 スタンプ台は、はがきサイズの多きものを使っています。 紙はさまざまな種類や色をテスト中です。はがき程度の平滑度の紙が綺麗に写るような気がしています。 簡単で手軽なので、朝起きてからや夜寝る前にやっています。 一度お試しください。おすすめです。
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製本探索
at 2006-02-22 09:07
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前文の「多きものを」は『大きいものを」です。どうやって訂正するのか分からないので、追伸で送ります。
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gero78gero at 2006-02-22 12:53
>田中栞さま
あの~「紙魚の手帳」36号の普及版ってまだあるでしょうか? 手に入れたいのですが。 蔵書票の特集って むか~し「銀花」かなんかで見たようなあいまいな記憶があるだけですが、とっても興味あります。 Amazon などでは扱ってないみたいですし。 それから 作成した蔵書票を是非どこかで見せてくださるといいなぁなんて思ってます。
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田中栞
at 2006-02-23 01:11
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Kcouscousさま、またまた事務連絡でお邪魔します。ごめんなさい。
gero78geroさま、お返事をgero78geroさまの最新ブログに、非公開コメントでお入れしました。よろしくお願いいたします。
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at 2006-02-23 01:15
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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Kcouscous at 2006-02-23 12:28
ひゃっほう! なにか、この場を情報交換や事務連絡の場に提供して、私がショバ代を稼ぐという、いい構図になってきました(^^;)。
というのは冗談ですが、栞さん作の蔵書票をいただきましたらアップしますので、gero78geroさん、楽しみにしていてください。 >大貫さん、「はんけしくん」のこと詳しく教えてくださってありがとうございました。早速ネットショップで(一歩も動かないかまえ)見つけました。消しゴム版画というのは、トンボのMONO消しゴムのようなものを使ってつくる小さなものだと思っていましたが、もうちゃんと一つのジャンルとして画材もいろいろそろっているんですね。新たな発見でした。 それなら消しゴムじゃなくて昔のゴム版だっていいんじゃないかとちらっと思いましたが、たぶん彫り心地や効果が違うんでしょう。ぜひ試してみたいと思います。
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製本探索
at 2006-02-23 15:35
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Kcouscousさん、ゴム版画は、ゴム版に紙をかぶせてバレンでこすります。消しゴム版画は、ゴムスタンプ式ですので、紙を下に置きそこに押し付けます。この違いがおおきいのです。そのため、消しゴム版画は厚みが1cmほどありやや柔らかくできています。羊羹を切るような感覚で、特に用意する道具も必要なく、ゴム版画に比べて、より気軽に作れます。カッター、ゴム版、スタンプ台、紙さえあれば、1時間ほどで作れます。はんけし君は、ハガキサイズで600円くらいですが、私はそれを1/2にして使っています。みんなで消しゴム版画を作りましょう。できたらKcouscousさんにどんどん送りましょう。
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