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2017年 04月 21日
とくに味に変わりはなかったが…。 *今日の言葉 『茨木のり子の献立帖』(平凡社コロナブックス/2017)中の日記抄から。 1951年3月3日 ……お寿司三本、阿部さんの家へ持って行ってあげる。よろこばれた。阿部さんの家は、何の道具もなく、すすけはて、暗い電灯がともっていた。主人をなくし、五人の子どもを抱えての奥さんの苦労をおもうと暗たんたり。 「日本の女は男なしに生活することを生れた時から教へられて来ない」という感想を、宮本百合子が「この果てに君ある如く」の読後感としてかいているが、いま読んでいるア・コロンタイ女史の「婦人労働革命」とおもひあわせて興味ぶかい。 1952年7月20日 ……地下鉄で三越へ。食堂で、マカロニグラタン、ハンバーグステーキ、ソフトアイスクリームをたべ、暮しの手帖展をみる。驚くべき才智なり。いい運動だと思う。すぐまねたくなるもの多く、去りがたかった。花森安治にも会う。すさまじき風貌なり。 1955年6月3日 今日は納豆にして、しいたけの味噌汁、しそ巻のごちそう。Y(*夫・三浦安信のこと)、一寸しょんぼりしている。「御馳走が悪いとあなたが意気ソソーするから困る」と言うと、「見破れたか」と言う。 1972年8月15日 暑し。敗戦記念日なれど、とりたてての感想なし。 花森安治の説に従い、御馳走たべる日とし、ビフテキにする。
by Kcouscous
| 2017-04-21 15:23
| 製本/本
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