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2012年 07月 12日
ウィリアム・ニコルソン作 谷川俊太郎・訳『ふたごのかいぞく』(復刊ドットコム/2010)。原作は1929年発行のWillliam Nicholson, "The Pirate Twins" これはとにかく絵がうまい! さらさらと一筆描きのようなタッチの、その描写力には唖然とするばかり。 谷川俊太郎のリズミカルな訳もさすがだが、「ぼくら」と訳しているのはちょいと異議あり。このふたごは女の子だと思うんだが。だってほら、この絵はボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」のパロディでしょうが。
by Kcouscous
| 2012-07-12 17:07
| 製本/本
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Comments(2)
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EKreidolf at 2012-07-13 23:38
お久しぶりです!!
おお、購入なさったのですね^^ たまりませんよね、このかわいらしさ^^ http://werewolf.co.nz/2009/11/classics-the-pirate-twins-1929-by-william-nicholson/ こちらのサイトですとふたごはどうやら男の子らしい?? たしか絵本にニコルソンのつくったふたごのお人形のお写真がついてたかと思いますけど、そちらもすっごいかわいらしさですよね~~^^
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Kcouscous at 2012-07-14 07:57
*EKさん
おはよ〜。先日EKさんにウィリアム・ニコルソンを教えていただいたので、最近いろいろ見ています。 私は絵の1ページ目から女の子と思い込んでいたので、最後の「ぼくら」で違和感を覚えたのですが、海賊だし、男の子ととるのがふつうなんでしょうね。話としては女の子のほうがもっとおもしろいと思うけど^^ ニコルソンが靴下であんなにかわいいお人形をつくってしまうというのがすごいですよね〜 とても興味深いサイトのご紹介もありがとう。この本がちびくろさんぼと同じ人種差別批判の流れのなかにありうると知って驚きました。そんなこと思いもしなかったので。 またか!といううんざり気分ですが、でもこの本は絵のすばらしさと、ふたごの自由さでその批判を免れてるってことですね。
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