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2006年 12月 14日
本棚の奥から、変色したアンカット装の薄い本が出てきた。 表裏8ページを印刷した大きな紙を折り畳んだもの(折丁)が四折、細い糸で綴じられて、簡単な厚紙の表紙が糊付けされている。ページが切られていないんだから、もちろん読んでない。 フランスではいまでもこんな形の本が発行されているらしい。昔はこういうものを製本屋さんに持っていって、モロッコ革に金箔押しなどで装幀してもらったのだろうが、いまはたぶんペーパーナイフかカッターで切り開きながら読み捨てるだけだろう。 本来のルリユールの工程をまねしてみたかったので、糸を切って折丁をはずし、かがり直して化粧裁ちした。先日、古い本の改装本で、資料として元の表紙もいっしょに綴じ込んでいるのを見たので、シミだらけの表紙も見返しの前に貼り込んだ。上下に花ぎれをつけ、背に寒冷紗を貼ったところ↓ この本の翻訳版が出ている。マルグリット・デュラス『死の病』(小林康夫訳/朝日出版社/1984)。読んでみたらおそろしく暗く、果てしなく難解で、ぜんぜんわからなかったので、さてどんな表紙をつけようかと考え中。
by Kcouscous
| 2006-12-14 22:29
| 製本/本
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Comments(6)
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gero78gero
at 2006-12-14 23:45
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この本の由来もさることながら、家の形の陶器らしきものも気になるなぁ
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Kcouscous at 2006-12-15 09:58
あ、お目に止まりましたか。
これは川崎毅さんというひとの陶のオブジェなんですが、重みと手触りが好きで、本のページ押さえやメモ紙押さえの文鎮に日々使っています。裏側もすてきなので、今度写真アップしますね〜。
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bongsenxanh at 2006-12-15 13:09
私もお家のオブジェが気になりました~!!本の素敵さももちろんですが。変色した紙の色ってまたいい味わいが出ますよねー。
小学校の頃に図工の授業でこういうアンカットの本、作ったようなかすかな記憶があります。子ども心にものすご~く楽しかったと...。図工の時間はともかくなんであれ好きだったんですけどねー。 Kcouscousさんの写真と文って"ものづくり"心をうずかせてくれます^^
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Kcouscous at 2006-12-15 20:17
おかえんなさ〜い。ふえさんのNY便り、楽しく拝見していますよ〜。
小学校の授業で本づくりをさせてくれるなんて、いい先生でしたね。 旅のお疲れがとれたら、うずいた“ものづくり心”で、ぜひ何かつくってくださいね〜(^^)
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LEFFIE at 2007-03-17 23:00
Kcouscous さま
はじめまして。TBさせていただきたかったのですが、残念。うまくいきませんでした。 フランス装の本をご自分でルリユールなさったのですね。羨ましい限りです。reliureを「ルリュール」と思っていました。ルリユールなのですね。リンクさせていただいていいでしょうか?
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Kcouscous at 2007-03-18 00:04
LEFFIEさん、はじめまして。ようこそ♪
あまり更新の頻繁でない気まぐれなサイトですが、よろしかったらどうぞ〜。 「エッフェル塔マニア」という方たちがいるとは初めて知りました。いろいろ面白い世界を見せていただけそうで楽しみです。 私のは本式の「ルリユール」ではありません。そういうちゃんとした技術を知らないので、角背上製本とか丸背上製本とか呼ばれる簡易製本を手づくりで、遊びでやってるだけなんですよ。
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