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2006年 03月 27日
難しい仕事が一つ終わったので、パンを焼いた。 これは印象派の画家モネがミレーから作り方を教えてもらったというプチパン。 嘘ではない。モネが友達から聞いたり、パリのレストランやカフェで仕入れたレシピを克明に記録したノートが残っていて、それがちゃんと本にもなっている。 セザンヌから教わったタラのスープとか、タタン姉妹の店で教えてもらったタルト・タタンなんていうすごいのも載っている。 私の持っているのは英語版だが、現存するモネの家の台所や食堂の魅力的な写真と、モネの曾孫のお嫁さんがモネの暮らしぶりについて書いたテキストが興味深い。それを読むと初めてこういうレシピの意味がわかってくるのだが、日本語版の『モネの食卓』(クレア・ジョイス著、吉野建監訳/日本テレビ放送網)では、この本の半分を占めるテキストがすっぽり削除されていて、ただのレシピ集になっている。そのレシピも原本の3分の1しかなく、このミレーのプチパンも載っていない。しかも、そのことについてのことわり書きはどこにもない。 こういう本の作り方は非常によくないと思う。
by Kcouscous
| 2006-03-27 21:47
| 食べるもん
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Comments(6)
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食い倒れ
at 2006-03-28 22:00
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おお~、食べてみたい!!キャサリン・ヘップバーンのブラウニーっていうのは作ってみたことがあります。
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Kcouscous at 2006-03-28 23:30
キャサリン・ヘップバーンのブラウニーとは興味深い! 私は昔からファンですが、いかにも女王然として料理なんかしないように見えますけどね。
ミレーのプチパンは水なしで牛乳だけなのでほんわか優しい味でした。プチパンとはいえ、おまんじゅうくらいの大きさにしかならなかったのはあまりにプチ過ぎ。どうも発酵が足りなかったようで、またまた失敗。
ひょっとしたら、版権を取得して新たに日本語版を作ってみようという気になっておられるのでは?(-_^)
知り合いの出版社もあるので、相談にのりまっせ〜。
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Kcouscous at 2006-04-02 20:11
実はずいぶん前からねらっていたんですけど、日テレが取得するようじゃ版権は相当高いでしょうね。原書は大判で写真ページが多く、厚さ3cmはある豪華本の感じなので、出すところはあまりないかもしれません。
まあ、とっしゅさんがスポンサーになってくれるというなら決して断りません(^^)。
美味しそう。こういうのってすごく良く分かる気がします。
私もカフェでよくメモしますよ。ワンポイント教えてもらったり、 色々。今はカフェ本も当たり前に出てるから人柄や魅力がそう言う意味では半減していいるかも。 英語版だったら読めないけど読んでみたいな。
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Kcouscous at 2006-04-27 10:05
mineさんの言われていることはよくわかります。
どこそこで誰だれに教わった料理とか、誰だれから無理やり聞き出した秘伝のレシピなんていうのは、料理自体にストーリーが加わって、よけいに味わい深くなるんですよね。単なるレシピ本ではそういう楽しみが少ないかもしれません。
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