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2017年 09月 20日
仙台フィルの定期公演へ。 シェーンベルクの『浄夜』は美しい曲だった。 * 最近ご無沙汰の実店舗書店でこんな本を見つけた。 初めて見る「P+D BOOKS(ピープラスディーブックス/小学館)というシリーズ。 本の価値を厚さと値段で言うのもなんですが、これすごく安い。文庫本より安い。B6判で左から1cm、2cm、3cm5mmの厚みがあってそれぞれ450円、600円、650円。「P+D」というのは「ペーパーバックとデジタルの略称」だそうで、「後世に受け継がれるべき名作でありながら、現在入手困難となっている作品を、B6判ペーパーバック書籍と電子書籍で同時かつ同価格にて発売・配信する、小学館のまったく新しいスタイルのブックレーベルです」と書かれている。 なーるほど、やっぱり電子書籍が完全に紙の本を駆逐することはないんだな。紙の本の需要は依然としてあるので、電子本と同価格でそれに応じるために、装丁にも紙質にもお金をかけないこういう本を考えついたんだろう。 むかし住んでいた家のすぐ近くにアメリカ文化センターというのがあって、アメリカの書籍の閲覧や貸し出し、無料の映画会などをやっていた。コドモが遊びにいくとアメリカの記念切手をくれたりしたが、そこには独特の匂いがあり、あとから思えばあれはペーパーバックの紙の匂いだった。いまでもペンギンブックスなどを開くと、そのころのくせで鼻を近づけては「あー、アメリカの匂い」と思うが、このP+Dブックスの紙はその匂いがするのでびっくりした。いままで日本の書籍でこの匂いがしたものはなかったように思うが、何か「ペーパーバック」用の特別な紙というものがあるんだろうか? 左端の佐野洋子の『北京のこども』はべつのタイトルの本にも入っていたが、こどもの毒と狡猾さと純情が鮮やかに描かれていて、何度読んでも感心する。
by Kcouscous
| 2017-09-20 18:06
| 製本/本
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Comments(4)
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mo
at 2017-09-20 23:04
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うちにもペーパーバックないかみて見たらば、あった。
ボブ・グリーンのアメリカン・ビート なんでこんなんがあるんだろ。 ついでにちょっと読んでみっか。 ちなみに・・・無臭であった・・
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Kcouscous at 2017-09-21 07:46
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min_y at 2017-09-21 18:27
シェーンベルクの「浄夜」大好きです!
ペーパーバックってあの紙だからページ数が多くても軽いんですね。 ペーパーバックに匂いを感じたことはありませんが、子供の頃ピアノの楽譜の独特の匂いが好きだったことを思い出しました。
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Kcouscous at 2017-09-21 22:28
*min_yさん
『浄夜』ファンでしたか〜。私はたぶん初めて聞いたと思うのですが、弦の響きがきれいな曲ですね。 匂いってよほど印象深いのか、ふとした匂いを嗅いだときにぱーっとむかしの記憶が蘇ることがありますね。
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