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2017年 03月 19日
久しぶりにこの花瓶を出してみたら、星形になっている口の形状が、茎が短かったり自立しにくい花を挿すのにとても具合がいいことがわかった。だいぶむかしのだが、川崎毅という作家の作品。 *今日の言葉 『日本語のために』池澤夏樹・編(河出書房新社/2016)から。 言葉に呪術的な力があることは昔から広く知られていた。むしろ、それを目指して言葉は使われてきた。思いを言葉にすればそれは現実になる。…… 起こってほしいことを言葉で唱えてその実現を待つ。祈りとは言葉による事態の先取りである。これが呪文の原理だ。 日本人のものの考えかたの基本となる単語をいくつか『古典基礎語辞典』から紹介する。ぼくがこの辞書の価値を知ったのは『古事記』を訳している時で、創造主なくして世界が現れるさまを表す「なる」という動詞の語義を「物事の自然な時間的経過や、生命の発現などを日本人が把握し表現するために用いる最も基本的な重要な語」とする説明にほとほと感心した。この地ではものごとは創造主や人が働きかけなくても自ずから「なる」のである。
by Kcouscous
| 2017-03-19 18:14
| 製本/本
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