by Kcouscous カテゴリ
フォロー中のブログ
foggyな読書 ことのは・ふらり・ゆらり... となえウタと 往来座地下 NabeQuest(na... 春巻雑記帳 日常と夢の記憶 石のコトバ O Kumatetsu Ga... Lenzgesind エッフェル塔マニアの「そ... 胡乱亭 さし絵のサイン 水牛だより ヒツジのタンス らしさ ーY.tricotー atelier ALDE... toriko les 100 sacs... 光と影をおいかけて 風 daily-sumus2 日々の皿 侘助つれづれ ウェスタンニューヨークの... daily-sumus3 絵日記日和 ウェスタンニューヨークの... 外部リンク
別館
ライフログ
ブログジャンル
|
2013年 08月 20日
表紙(カバー)があんまりかわいいので、古本屋で買った。最近の日本の切手はデザインがつまらないが、この左端にある切手は私も好きで持っている。ぱくきょんみ『そのコ』(書肆山田/2003)。装画者・岡崎乾二郎。ぱくきょんみはガートルード・スタインなども訳している詩人。 この本の本文は久々にでこぼこした手触りの活字印刷だし、糸綴じだし、オフホワイトの遊び紙が多めについていて造りが瀟洒。詩は……わからない。わからないが、ことばにリズムがあって、曲を付けて歌えるひとなら歌いたい詩だろうと思う。 私は詩はわからないから、たとえば茨木のり子などは詩よりも詩の読みかたを教える解説書のほうがいいと思う。詩はアジテーション的なところがあって読んでいるとちょっと疲れてくるが、ほかの詩人の作品を読む彼女の読みの深さ、洞察力、それを中高校生にもわかるやさしいことばで伝える能力は感動的だ。たとえば次の2冊。私は詩の読みかたを、幼稚園の砂場ではなく、この2冊から学んだ。 茨木のり子『詩のこころを読む』(岩波ジュニア新書/1979) 茨木のり子『うたの心に生きた人々−−与謝野晶子、高村光太郎、山之内貘、金子光晴』(ちくま文庫/1994) 最近出たこの文庫本のカバーでは、中央のアルファベットを含めて、文字ってなんてきれいなんだろうとうっとりした。カバー写真・平野光良、デザイン・新潮社装幀室。
by Kcouscous
| 2013-08-20 13:51
| 製本/本
|
ファン申請 |
||