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2009年 06月 02日
あれやこれやと忙しい一週間だったが、そんなかでこんな本をいただいた。 星合千重子『物語るステッチ−−刺繍にみる英国史』(文化出版局/1999年)という興味深い本。実はこのブログの過去記事を見た見知らぬかたがが送ってくださったのだ。著者のお弟子さんだったそうで、驚くことにかの長大な「バイユーのタピスリ」の刺繍を先生とお弟子さんたちで再現されたのだという。その写真がこの本にたくさん載っている。 そのほかにも、エリザベス一世に幽閉されていたメアリー・スチュアートが刺した膨大な刺繍作品、ウィリアム・モリスの刺した刺繍などが再現されている。ただ刺しただけではない。個々の作品の意味と時代背景を考え、現地を訪ね、英国の歴史を詳しく調べているのである。ひゃあ、すごい。刺繍を単なる趣味の手芸、女こどものひまつぶしと侮るなかれ。 この本の送り主とは、もうひとつご縁があった。ある雑誌の記事を探していてこのブログにたどり着かれたそうで、ご希望に応じてそのページをコピーしてさしあげた。そうしたら思いがけずバイユーのつながりも見つかったというわけ。ブログの世界はときどきこういうことがあるからおもしろい。
by Kcouscous
| 2009-06-02 23:02
| 製本/本
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Comments(8)
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EKreidolf at 2009-06-03 16:30
以前テレビでみましたが、メアリー・スチュアートの刺繍図案って、ほんとグロテスクでおそろしいものもありますね・・・。幽閉生活長かったから時間はあったのでしょうが、あの柄を刺し続けたかと思うと・・・
たしか刺繍図案がもとで謀反を企てたと疑われたこともあったそうですね、それ自体は無関係だったらしいですが、無理もない図案でした・・・ ヘンリー8世のスペインから来た最初の奥様キャサリンもすごい刺繍の名手でらしたとか・・・イギリスの刺繍、ちょっとおどろおどろしいですが興味津々です!
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Kcouscous at 2009-06-03 22:35
*EKさん
そうなんですか〜。メアリー・スチュアートの刺繍って有名なんですね。私は初めて見ましたが、刺繍図案で虎やくじらや草刈り鎌なんていうのもめずらしいですね。一針一針にエリザベスへの恨みや皮肉を縫い込めてたんでしょうか。おそろし〜。 偶然、必要があってイギリスの坊さんの火あぶりや拷問や謀反人の処刑について読んだりしていたところなんですが、つくづくあの時代に生まれなくてよかった〜と思いましたわ。
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nabetsuma at 2009-06-04 08:54
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Kcouscous at 2009-06-04 10:03
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LEFFIE at 2009-06-05 19:59
さがしものも近頃様子がずいぶん変わってきましたね。
ひと昔前なら、大宅文庫にでも行かなきゃならなかったでしょうに。 調べものをネットのみに頼りたくない、と思いつつも、こういった予想外的展開はとても面白いですね !
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Kcouscous at 2009-06-06 00:09
*LEFFIEさん
「調べものをネットのみに頼りたくない」というのは大事ですね。 私は仕事で年中調べものをしてるんですが、ネット情報は玉石混淆だから気をつけなくちゃいけないとは思いつつ、あまりに便利なので最近はネットに頼りっきり。でもネットのおかげで、こうして出会えるはずもないひととおしゃべりしてるからほんとに面白いですね!
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YuccaR at 2009-06-11 23:17
今晩は。Kcouscousさんのところから紹介?されて来ましたら、すごく内容豊かで、興味深いので、一言書かせていただきたくて。バイユーのたぺスリーも「刺繍に見る英国史」も見ごたえがありそうですね。
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Kcouscous at 2009-06-12 08:50
*YuccaRさん
おはようございます。 えっと、うちから紹介されていらっしゃいましたか^^ようこそ〜♪ このあたりの歴史はどろどろで波瀾万丈で、しっかり勉強したらすごく面白そうですよね。YuccaRさんのところの『巌窟王』の島にも激しく旅心を誘われました。
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